- 天丼
投資家インタビューVol2 (前編)イケメンデイトレーダーなおくん「歯を磨いていたら自然と涙がこぼれてきた」
最終更新: 2020年5月30日
こんにちは天丼です。
⽇本版マーケットの魔術師を作ることを⽬標に個⼈投資家にインタビューする企画第⼆弾︕
投資家インタビューVol.1(前編) 敗者⽒ 「俺は弟に殺されました」
投資家インタビューVol.1(後編)敗者⽒「俺はパチンコ中毒者と同じ」
に次ぐインタビュー企画です︕
今回はイケメンで有名な個⼈投資家なおくんにインタビューいたしました。
彼の今までの遍歴からなんと投資⼿法まで、全て書かせていただきました︕
ぜひご⼀読を︕
プロフィール
なおくん(@727_nato)

デイトレーダー。
2015年7⽉より株をスタート。
当時は定職についていたがほぼトレード経験が無いまま専業へ。
全財産200万円で専業投資家⼈⽣をスタートする。
投資来パフォーマンスは脅威の+3000%以上
⾃他共に認めるしゃべり下⼿で、ピザの注文すらまともに出来なかった。
他にもタクシーの運転手に目的地の住所を伝えられないなど、会話に弱い。
イケメン。
投資を始めたきっかけは、あの億トレ
天「まず、株を始めようとしたきっかけを教えて貰っても良いですか︖」
当時DQMSL(注ドラゴンクエストのソーシャルゲームのこと)が流⾏っていまして、そのゲームにすごい⾦額を課⾦している⼈が居たんです。
cisさん(注cis@株 先物 FX 仮想通貨 リネレボ氏のこと。⽇経平均すらも動かす男で有名)と⾔う⽅なんですが、その⽅がすごい⾦額をDQMSLに課⾦していたことをネットニュースか何かで⾒つけました。
これを⾒て、株って儲かるのかなあと。
天「最初はどんな株を買ってたんですか︖」
セブン銀⾏とかの誰もが知ってる⼤型を初めとして、トレードアプリのランキングを⾒て値上がり上位銘柄とかを適当に買ったりしてました。
天「そのときのパフォーマンスはどうでしたか︖」
鳴かず⾶ばずですね。何をしていいかすらわかりませんでした。
全財産200万円を握りしめ地元を離れ名古屋へ
天「そこからどのようにして、⾃分の⼿法を確⽴していったのでしょうか︖」
まず⾃分には株の知識が⾜りないと思ったので、いろんなオフ会に参加しました。
時には⾞で7時間かけてオフ会をしに⾏ったこともありました。
天「そこで良い出会いはありましたか︖」
はい、名古屋でのオフ会に参加した時、参加者の1⼈に「あの⼈すごいよ」と⾔われている⼈がいたんです。
それでその⼈に勇気を持って話しかけてみたら、「やる気があってすごくいいね。よかったら株教えてあげるから名古屋来なよ」という話になったんです。
天「僕だったら怪しいなあと思ってしまいます」
そうですね。今の⾃分なら信じ無かったと思います。
でもその時の⾃分には逃しちゃいけないチャンスに⾒えたんです。
だから地元に帰ったら直ぐに退職届けを出しました。
天「え︕ やめちゃったんですか︖ 職場では引き留められなかったんですか︖」
すごい引き留められました。詐欺だからやめておけって。
インフラ系の⼯場勤務だったので待遇も良く、ウチをやめてそんな怪しいギャンブルするなんて本気か? みたいな感じでした。
天「当時資産はどれくらいあったんですか︖」
200万です。初任給と⼊社当時から積み⽴ててた持ち株会の解約ですね。
天「200万で専業︕すごいですね……」
⾃分を変えたいという⼀⼼でした。
初月で50万円を失い、歯を磨きながら号泣。
天「名古屋に⾏ってからのトレード⽣活はどのような感じでした︖」
名古屋ではその⼈が開いていたトレードルームに通い始めました。
最初の⼀週間は⾃分でトレードせずにその⼈のトレードをじっと⾒つめてました。
すると⾯⽩いくらい儲かるんですよね。それを⾒ていると、ああ株って簡単なんだなあと思いました。
天「実際⾃分でトレード始めてみるとどうでした︖」
全然勝てませんでした。
何しても負ける。損切りばっかになる。
毎⽇毎⽇損して、その⽉が終わったら⼝座に⼊れてた100万が50万になってました。
天「それは恐怖ですね」
⽇に⽇にお⾦が減っていくので、毎⽇震える⼿でトレードしてました。
友達に電話で泣きついて朝まで電話してたこともあります。
ネガティブな思考が膨らみ過ぎて⻭を磨いていたら⾃然と涙がこぼれ、止まらなくなったりもしました。
天「当時ブログもやってましたよね︖」
やってました。資産推移も正直に書いてたので罵詈雑⾔の嵐でした。
「直ぐ消える」「100万で専業とか舐めてる」「六カ⽉後にはコイツはもう居ない」とか。
とにかくひどい書き込みばかりでした。
天「当時⾒てましたよ。でもその後巻き返しすごかったですよね」
そうですね、初⽉はボロボロでしたが、100万で再スタートした次の⽉はプラスマイナスゼロくらい。
その次の⽉も、である⽉になるとドカンと100万くらいプラスになりました。
そーせいを初めとした新興バイオバブルの時ですね。
天「100万ベースで100万プラスはすごいですね」
そこから連続で毎⽉3桁万プラスは超えました。
⾃分的には⼤きな変化があったわけではないのですが、⼟台が出来て、更に相場が来たという感じだ ったと思います。
苦悩する相場人生。エムティージェネックスで捕まり風呂場で嗚咽。
天「その後は順調でしたか︖」
振り返ってみると、2017年、2018年、2019年はマイナスの⽉がゼロか⼀つくらいで安定的に資産を伸ばせました。
ただ証券⼝座のお⾦は減資に減資を重ねていたので、複利的な増え⽅をしていた訳ではなく、儲からない⽉は+1万円とかなので、そういう⽉は夜も眠れなくなりました。
天「パフォーマンスがこんなにいいのにネガティブは直らなかったんですね」
メンタルが本当に弱いので、損している⽇が連続すると、「トレードの才能無いのかな」「仕事辞めないほうが良かったかな」とか考えてしまうんですよね。
そういうときは相場放棄してベランダで何もせずにひたすら⽇の光を浴びて過ごしたこともありました。
天「一番印象的な銘柄は何ですか?」
エムティージェネックスですね。
エムティージェネックス(9820)とは?

森トラスト傘下のリフォーム・管理ビジネス等を展開する企業
親会社の再開発などに会わせ、案件を受注する地味な企業であったが某⽒が⼿がけ四カ⽉ほどで22倍に。
その後は値を戻し、今では以前の株価⽔準に。
株って怖い︕︕︕︕
この株は買った瞬間にS安に張り付きました。そのまま剥がれずに相場が引けて、茫然⾃失です。 短期で急騰しただけに下げは尋常じゃないのが来ると思ってましたから。
スケベ⼼を出した⾃分の完全な失敗です。
引けた後、いくら損するのかの恐怖が膨らみ、家に1人でいれなくなり、外へ飛び出し街中を走り回りました。
その後、帰宅してお⾵呂の中で嗚咽するほど泣きました。
天「それは恐ろしかったですね。……いくら損したんですか︖」
実際は夜間PTSで寄りついたので⼤して損しませんでした。
天「……」
投資家インタビューVol2 (後編)イケメンデイトレーダーなおくん「あんの~ぼくの手法なんですが」に続く